2009年02月09日

Tb抑制

それでは、前回の記事で予告していた通り、

今回は、「Tb抑制」について説明致しますわーい(嬉しい顔)




まず、「Tb抑制」の「Tb」とはゴルジ腱器官(腱紡錘)と脊髄後角をつなぐ

求心性の神経線維であるTb線維からきています。

ゴルジ腱器官は一般に筋腱移行部に多く存在するといわれています。

ゴルジ腱器官からのTb線維は、腱に加わる張力を検出し、

その張力に応じて興奮の程度が変化します。

また、ゴルジ腱器官が興奮すると、

自己筋および共同筋の抑制(自己抑制)と

拮抗筋の促通(相反性促通)という反射が起こります。



具体的には、筋に持続的な伸張が加わると、

自己筋や共同筋に存在するゴルジ腱器官が興奮し、

この電気信号が求心性にTb線維を通って、脊髄後角に入り、

介在ニューロンを介して自己筋の脊髄前角細胞を抑制し、

自己筋および共同筋の緊張を低下させます。

逆に、拮抗筋に対しては脊髄前角細胞を促通します。


すなわち、「Tb抑制」とは、筋の持続的伸張などで

ゴルジ腱器官を興奮させることにより、Tb線維を介して、

目的とする筋の緊張が低下するという現象のことです。


これを利用した治療手技の代表例が、

スタッティックストレッチング(静的ストレッチング)です。



いかがでしょうか?理解して頂けましたか?

このことについて、何かご質問があれば、またコメントして下さい。

次回は、似たような用語の「Ta抑制」について説明します。

お楽しみにexclamation×2
posted by そめ吉 at 19:44| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早速の回答ありがとうございます!
解剖の教科書の「関節の感覚受容器」のところで、ゴルジ装置の神経線維が「Gloup1」になっているのが「1b繊維」なのですね。
筋をストレッチする事でゴルジ装置が刺激され、反射が起き、筋が弛緩されるということでしょうか?
ありがとうござます。
そこで、ふと思ったのですが、ストレッチをかける時、特に伸ばしたい筋の腱を指で押さえながら伸ばすと、ゴルジ装置が刺激され、ただ伸ばすよりも強く抑制が働いたりしないでしょうか?

ストレッチは正直苦手(笑)なので、上手になりたいです。
Posted by 0008 at 2009年02月10日 15:26
そうですね。腱を押して、痛みが出ないのであれば、ただ関節の動きだけで伸張するよりも有効だと思います。
ストレッチングは狙った筋の緊張を低下させるのが目的なのに、痛みを出してしまうと筋緊張が却って亢進してしまうので、逆効果になってしまうので注意が必要です。
Posted by そめ吉 at 2009年02月11日 01:42
防御反応でしょうか?
強すぎず、弱すぎず。適度なストレスを心がけます。
また、SLRを行う時、最大可動域で膝蓋腱を押さえると可動域が増える(抵抗が軽くなる)感じがするのですが、これも腱反射の一つなのでしょうか?

Posted by 0008 at 2009年02月11日 19:17
今更な質問ですが、読み方は「ワンビー」ですか?それとも「アイビー」ですか?
Posted by at 2010年12月24日 14:37
「T」はローマ数字の1なので、読み方は「ワンビー」です。
Posted by そめ吉 at 2010年12月28日 19:11
私も現在理学療法学科に在籍する学生なのですが、とても分かりやすい説明でした。自分もなかなかIb抑制は理解し辛く難渋していました。
Posted by まっさん at 2011年06月02日 23:29
わかりにくい
Posted by at 2012年07月31日 04:11
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